新月のKIRTAN(キールタン)体験 ~声を合わせて一つになる歓び~

9月17日の新月。

初めてのKIRTAN(キールタン)を体験してきました。

KIRTANというのはインド発祥の宗教儀式のようなもので、
目に見えない大いなる存在への祈りの歌であり、歌う瞑想とも言われているそうです。

最近ではヨガの広がりと共に、世界でも日本でも、広く知られるようになったとか。

とはいえ、私は約1週間前まで名前さえ知りませんでした。

初めてその一端に触れたのは、
9月9日に出雲大社相模分祀で行われた重陽の節句のご奉納演奏でのこと。

堀田義樹さんという、まるでイエスキリストのような風貌の方が歌われる歌と音楽に深く心打たれて、
気づくと涙があふれて止まりませんでした。

ハルモニアというアコーディオンのような楽器と共に歌われる義樹さんの歌。

悲しいメロディでもないのに、その声とハルモニアの響きが、妙に懐かしく、
流れる涙と共に何かが浄められハートが温まっていくのを感じていました。

あの感動をもう一度味わいたくて参加したのが、今回の17日の新月のKIRTAN(キールタン)です。

会場は国分寺のカフェスロー。

料理もカフェの空気感自体もオーガニックな、とても心地よい空間です。

■カフェスローHP

https://www.facebook.com/CafeSlow

開演の前にお花で曼荼羅作り。友人らと共に私も花曼荼羅を創りに参加しました。
こちらも楽しかった♪

 

19時になり、いよいよKIRTAN(キールタン)開始。

キールタンは先にリードを取る人が唄い、
その後に参加者がくり返して唄う(チャンティングする)という形式です。
ほとんどがシンプルな言葉とメロディーなので、頭で覚えようとはしなくても、
コール&レスポンスを続ける内にすぐに唄えるようになるそうです。

とはいえ、慣れない言葉を耳だけで繰り返すのはちと難しいフレーズもあります。
そんな初心者の私たちにも「堂々と間違えてくださって大丈夫です!」と
ほほ笑む義樹さんの笑顔の優しいこと(^.^)

前回のご奉納のときもそうでしたが、
義樹さんの演奏に触れていると、私の手がね、躍りたがるのです。
自由に舞わせてみたところ
ただチャンティングしているだけよりも、歓びが内側から湧きあがってきました。
私の細胞までニコニコしている感じです。

20:00の新月タイムになると、平和を祈るマントラをチャンティングしました。

sarve bhavantu sukhinaḥ

sarve santu nirāmayāḥ

sarve bhadrāṇi paśyantu

mā kaścid duḥkhabhāg bhavet

oṃ śāntiḥ śāntiḥ śāntiḥ

全てのものが幸せでありますように

全てのものが健康でありますように

全てのものがよきものを見ていられますように

誰も不幸でありませんように

Om 平和、平和、平和

チャンティングが進むにつれて、祈りの言葉が自分の内側にも外側にも深く響き、
会場全体のエネルギーがどんどん一つに溶け合っていきます。

ハートを通してみなが一つに繋がっている感じ。
祈りの終わりには自然に胸の前で手を合わせていました。

「ただただ祈りの言葉を唄い、さらにその声が重なるというのは、
「自分」という小さな枠をほどく体験である」

FBに投稿されていた義樹さんの言葉です。

私自身、朗読などを通して声のもつエネルギーや波動、癒しの力を感じてきましたが
今回のKirtanはその先の世界を感じさせてくれるような素晴らしい体験でした。
またぜひ機会を作って参加したいと思います。

■堀田義樹さんHP

https://www.morning-lights.net/